ジョンロブ2020イヤーモデルの真髄に迫る

(引用:ISETAN MEN‘S net)

こんにちは!KING OF SHOESの岩本です。
ジョンロブファン待望の2020年イヤーモデル「STRAND」、遂に発売されましたね!ジョンロブについてこれから勉強されるという方向けに少し解説しますと、ジョンロブは1996年以来毎年限定で、イヤーモデルというスペシャルモデルを発売しています。イヤーモデルは、定番モデルやプレステージラインと比べても、
ジョンロブの技術の高さをこれでもか!と、てんこ盛りにしたスペシャルなモデルで、お値段の方も既製靴の中で最高峰の座は揺るぎないと言われるレベルです^^

仕様としては、一足一足にシリアルナンバーが入り、半カラス仕上げやベベルドウエストなどは当然の仕様で、
その年の目玉となるポイント「今年はココに手間を掛けました」という部分が必ずあるのです^^それは表面的なデザインではなく、「我々がどう靴作りと向き合ったのかとくと見よ」という職人魂メラメラなアピールポイントなので、今年は一体どう仕掛けてくるんだろう?と毎年楽しみにしている方も多くいるイベントなんです^^

さて、今年のジョンロブ・イヤーモデルのポイントですが、「一枚革」で作られているということと、ラスト(木型)がこの靴のために開発された「0118」という、パリのビスポークアトリエ職人と熟練したラストメーカーの共同作業から生み出されたものであるという点です。

普通の靴は、複数の革パーツを縫い合わせて作られているので、一枚の革から作られているモデルというと、=傷が無く非常に状態の良い革を贅沢に使用している&高度な成形技術を持っている証となります。ここまでは普通のブランドでもちょっと高価なモデルならある仕様なんですが、ジョンロブの場合、そこに技術マシマシで、「螺旋状に切り出した一枚革を、一本縫いで仕上げている」のです。文字で書いてもあまりピンとこないかもしれませんね^^

(引用:Kirby Allison氏)

このように、りんごの皮の様に一枚革を螺旋状に切り出したものをグルグルととぐろを巻きながら靴の形に成形していきます。(この成形技術は卓越しており、少し間違えばちょっと履いただけでシワや歪みが起きてしまいます)しかも縫い目は全て繋がっている一本縫い!これ、ヤバいですよね^^普通なら絶対歪むし、形にすらならなそうです^^

ここまで読んでいただければ、「でも、見た目は普通じゃない?」という声はなしの方向でお願いいたします^^デザインの粋を超えた職人のぬくもりを身近に感じることができるスペシャルなシューズなので、そうしたアイテムを身に着けていると日々の仕事でも不思議とパワーが湧いてきますよね。

世界限定750足。専用シューツリー付属。396,000円。英国ノーザンプトンの職人が6週間かけて作り出す、巧みな技術とクラフツマンシップの賜物を堪能されてみてはいかがでしょうか。

また今度、ジョンロブのライン(定番、プレステージ、イヤーモデル、バイリクエスト、フルオーダー)
についても、一度まとめてそれぞれの特徴を解説する記事を書いてみますね^^

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